車の下取りと買取の違いとは?本当にお得なのはどっち。
2022.08.02車を売却するとき、「下取り」と「買取」という言葉をよく耳にしますが、下取りと買取にはいったいどのような違いがあるのでしょうか。
今まで乗っていた車を手放したいときに、新しい車に買い替える場合や、もう車に乗らなくなる場合などで売却を考える方がたくさんいます。
下取りと買取には異なる点があり、どのような理由で車を売却したいのかによって選ぶとよいです。
今回は、「下取り」と「買取」の違いやそれぞれのメリット
- デメリットなどを詳しく解説します。
中古車の買取と下取りの違いとは?
車を売却するとき、買取と下取りという2つの手段があります。よく耳にする言葉ですが、どのような違いがあるのでしょうか。
買取とは
まずは、買取について説明します。買取とは、今まで所有していた自動車を買取業者に売却して、その売却したお金を受け取ることをいいます。
次に乗る車を購入しなくても、今まで所有していた車を売却するだけで買取をしてもらうことができます。
買取は中古車買取専門業者や中古車販売店などで行っています。
下取りとの大きな違いは、次に乗る車を購入しなくても買取をしてもらうことができるという点です。
また、車を売却するときは複数の買取業者に査定を依頼することで、高額で買い取ってもらいやすくなります。
相場を知ることができる上に、もっとも高い査定価格を提示した業者を選んで売却することができます。
下取りとは
下取りとは、新しく車を購入するディーラーや中古車販売店などにいままで所有していた車を買い取ってもらうことをいいます。
買取とは違い、新しく車を購入する前提で行われます。
下取り査定では提示された査定金額を新しい車の購入費用にあてることができます。
ですので、通常よりも安く新しい車を購入することができます。
下取りは下取りの専門業者などはなく、ディーラーや中古車販売店などの自動車を販売しているお店で行っています。
そのため、車に乗る機会が減って手放すときよりも、車の買い替えをするときにおすすめです。
違うポイントをチェック!
買取と下取りは違うものですが、具体的にはどのような違いがあるのでしょうか。買取と下取りの3つの大きな違いについて解説します。
業者が違う
1つ目は、買取と下取りを行っている業者の違いです。
買取は、中古車販売店や買取専門店などで行われています。次に乗る車を購入しなくても買取をしてもらうことができるため、査定だけしてもらうこともできます。
車の状態によっては下取りよりも高値で買い取ってもらえることがあります。下取りは、新しく車を購入する予定のお店で下取りしてもらうことになります。
ですので、下取りの査定だけをしてもらうことは厳しいのです。
下取りは担当者や店舗によっては売却額の交渉ができる場合があり、より次に乗る車を安く買うことができます。
所要時間が違う
2つ目は査定や売却などにかかる時間の違いです。
買取の場合、売却金を受け取るまでに約2?3週間かかります。買取は査定を行ってから売却に進み、売却金の入金を待つという流れになっています。
具体的な例を上げると、査定をしてもらい、査定価格に納得がいけば書類手続きに進み、売却金が入金されるのを待つといった流れです。
まずは来店して査定のための商談をし、査定をしてもらいます。査定金額に納得し売却することを決めたら、後日必要書類を提出します。
その後、再度来店して書類の手続きを行い、売却金が入金されるまで10日?2週間ほどかかります。
下取りの場合は、所有していた車の下取りと新しい車の購入が同時進行で進んでいくため、1?2ヶ月ほどかかります。
下取りは主に、新しく購入する車を決めてから所有していた車の査定をし、商談などを経て車を購入するときにその金額が引かれるという流れになっています。
具体的な例としては、まずは新しく購入したい車を決めて来店し、今まで乗っていた車を下取りしてほしいことを伝えます。
それから査定をしてもらい、その査定価格を考慮して商談が進みます。査定金額に納得すると、新しい車の購入と下取りに関する書類手続きをします。
その後は新しい車の納車と今まで乗っていた車の引き取りを行います。
下取りの場合は買取と違って新しい車の購入が同時進行で行われるため、どうしても時間がかかってしまいます。
売却額が違う
3つ目は、売却額やその支払い方法の違いです。
買取と下取りでは、売却額自体に差が生じることが多いです。買取は買取専門業者や中古車販売店などの中古車の買取を専門としている業者が行います。
そのため、車の状態をしっかりと見てより専門的な査定をしてもらうことができるため、高い査定額がつきやすいです。
とくに人気車種や人気のグレードであったり、年式が新しかったり走行距離が少なかったりするとより高値で買い取ってもらうことができます。
下取りはディーラーや中古車販売店が行っており、新しく購入する車の価格から今まで所有していた車の売却額を引くため、買取だけをするものではありません。
主にディーラーが下取りを行うことが多く、今まで所有していた車の売却がメインというよりは、新しい車を購入するほうがメインとなっています。
店舗や担当者によっては下取り価格を高めにしてくれる場合もありますが、買取に比べると高値で買い取ってもらえることは少ないです。
また、買取は指定した口座に売却金が振り込まれます。
それに対して下取りでは手元に売却金が来ることは少なく、ほとんどの場合新しい車を購入するときに売却額が直接引かれてそこから支払いをすることが多いです。
より高値で買い取ってもらいたいときや手元にお金がほしいときは買取、新しく車を購入するときの負担を軽くしたいときは下取りを選ぶとよいでしょう。
中古車買取のメリット
- デメリット
-
次は中古車買取のメリットとデメリットについて詳しく説明します。
メリット
まずは、中古車買取のメリットを見ていきましょう。
中古車の買取は買取専門業者や中古車販売店が行うため、たくさんのお店で買取をしてもらうことができます。
今まで乗っていた車を売却するだけですので、査定はあまり時間もかからず、気軽に査定だけを試すこともできます。
そのため複数の業者の査定価格を比べることが可能です。
査定価格の相場を知ることができたり、納得のいく価格のお店を選んで売却することができたりと、より高額での買取を目指すことができます。
また、買取は車種や状態やグレード、装備などによって高額で買い取ってもらうことができます。
そして売却金が振り込まれるまで2週間ほどと短く、すぐに手元にお金が入ることになります。
デメリット
買取にはたくさんのメリットがありますが、デメリットも存在します。
買取は売却する車の車種やグレード、装備や状態などを考慮して査定され、査定価格が決定します。
人気の車種やグレードや装備がついていたり、年式が新しかったり、走行距離が低かったりと全体的に状態が良ければ査定価格は高額になる傾向があります。
しかし、人気の車種でない場合や車の状態があまり良くない場合は、相場が低くなっていることがあります。
買取は良くも悪くも人気による相場の変動が大きく、その影響を受けやすくなってしまっているのです。
また、新しい車を購入せずに今まで乗っていた車を手放すだけでも買取は可能ですが、次に乗る車を購入したい場合は注意が必要です。
今まで乗っていた車の売却後に新しい車を購入する場合は、下取りよりも手続きが多くなってしまいます。
中古車下取りのメリット
- デメリット
-
次は、中古車下取りのメリットとデメリットについて詳しく解説します。
メリット
まずは、中古車の下取りのメリットを見ていきましょう。
下取りは主にディーラーや中古車販売店で行っています。
今まで乗っていた車を売却して新しく車を購入するときは下取りがもっとも手順が少なく、楽に車の買い替えをすることができます。
新しく購入する車の価格から今まで乗っていた車の売却額を引いて支払うことになるため、ローンでも一括でも支払いが楽になります。
店舗や担当者によっては下取り価格を高めにしてくれることもあります。
また、下取りでは今まで乗っていた車の買取と新しい車の購入
- 納車が同時に進みます。買取業者に今まで乗っていた車を買い取ってもらってから新しい車をディーラーに買いに行くよりも、手間がかからずに済みます。
デメリット
下取りは、次に購入する車があるときにたくさんのメリットがありますが、デメリットも存在します。
下取りは買取と比べて、査定価格が低い傾向にあります。
今まで乗っていた車の下取りよりも新しい車を購入するほうがメインとなっているため、買取専門業者による買取よりも査定価格で劣ってしまいます。
また、買取と違って査定のみをしてもらうことが難しく、査定してもらうときに手数料がかかることもあります。
複数のお店の査定価格を比べることができないため、納得のいく査定価格がつかないことがあります。
中古車を高額査定してもらうためのポイント
中古車の買取や下取りで高額査定してもらうためには、ポイントがあります。2つのポイントをしっかり押さえて、高額査定を狙いましょう。
綺麗にして査定してもらう
1つ目のポイントは、車の車内と外装をきれいにしてから査定してもらうことです。車の査定では、車種やグレードや年式などの他にも、内装や外装の状態が審査されます。
長年乗っていた車だと内装にもキズや破損や汚れが増えてきますが、しっかりと掃除すると落とすことができる汚れもあります。
ゴミなどが落ちている状態にせず、シートや足元に掃除機をかけ、車内の消臭をしましょう。
とくに喫煙車は評価が下がりやすいため、注意してください。
外装も洗車をしてワックスがけをしていくと好印象です。
あまり状態がよくない車であっても、きれいにしておくと丁寧に乗られていた車であるという印象を与えることができ、プラスの評価に繋がるのです。
キズやへこみを修理しない
2つ目のポイントは、キズやへこみは修理せずに査定してもらうことです。キズやへこみがあるとマイナスの評価がつけられてしまうのではないかと思われがちです。
実際、キズやへこみはマイナスの評価がついてしまいますが、だからといってわざわざキズやへこみを直してから査定してもらう必要はありません。
せっかく板金屋などでキズやへこみの修理をしてもらっても、その修理にかかる費用とキズやへこみによるマイナス分では、修理費用の方が高くなってしまいます。
自分で直せるからといって小キズをタッチペンで消したとしても、買い取るお店が手直しが必要と判断し余計にマイナスになってしまうことがあります。
また、キズやへこみ以外にもオイル類やバッテリー、ブレーキパッドやタイヤなどの消耗品は交換しないでおきましょう。
こちらもキズ等と同じように、交換にかかる費用や手間を考えるとマイナス分よりも交換費用の方が高くなってしまうからです。
中古車を売却するときに必要な書類
次は、実際に車を売却するときに必要な書類を見ていきましょう。
必要な書類を事前に準備しておくと手続きをよりスムーズに時間をかけずに進めることができます。
買取の場合
まず、普通自動車と軽自動車では用意するものが少し異なります。
普通自動車の買取には、以下の書類とはんこが必要となります。
- ・自動車車検証
- ・自賠責保険証明書
- ・譲渡証明書
- ・委任状
- ・印鑑証明書
- ・住民票(住所や氏名が変わったときのみ)
- ・実印
普通自動車の買取でははんこは実印でなければならないため、注意してください。
また、譲渡証明書と委任状は売却が決まったときに買取業者から渡されます。
軽自動車の買取には、以下の書類とはんこが必要となります。
- ・自動車車検証
- ・自賠責保険証明書
- ・認印
軽自動車の買取の場合は普通自動車よりも用意するものが少なく、はんこは認印でもよいです。
下取りの場合
下取りの場合も、普通自動車と軽自動車では用意するものが異なります。
普通自動車の下取りでは、以下の書類とはんこが必要となります。
- ・自動車車検証
- ・自賠責保険証明書
- ・譲渡証明書
- ・委任状
- ・印鑑証明書
- ・住民票(住所や氏名が変わったときのみ)
- ・実印
- ・車庫証明書類(地域による)
下取りは買取よりも手間がかかりますが、必要な書類はほとんど同じです。
ただし買取と違って車を購入することが前提のため、車庫証明の書類が必要になることが多いです。
譲渡証明書、委任状、車庫証明に必要な書類はディーラーや中古者販売店から手続き時に渡されます。
軽自動車の下取りでは、以下の書類とはんこが必要となります。
- ・自動車車検証
- ・自賠責保険証明書
- ・認印
- ・車庫証明書類(地域による)
軽自動車の場合も、下取りは新しく車を購入する前提のことですので、車庫証明書類が必要となります。
車庫証明はほとんどの地域で必要となりますが、書類自体は下取りをしてくれるお店からもらうことができます。
買取と下取りはどっちがいいの?
最後に、買取と下取りがそれぞれどんな人におすすめなのかを見ていきましょう。
買取が向いている人
買取は、とにかく高価格で買い取ってもらいたい人におすすめです。
今まで乗っていた車を売却するだけのときはもちろん、新しく車を購入して乗り換えるときでも、高価格で買い取ってもらいたいという人には下取りよりも買取をおすすめします。
買取で納得のいく高価格で買い取ってもらうためには、いくつかの買取業者に査定してもらう必要があるため、手間や時間がかかってしまいます。
さらに車を乗り換える場合は新しい車の購入手続きも行わなければならないため、かなり面倒になります。
ですが下取りよりも十数万も高く買い取ってもらえることもあるため、とにかく高く売りたいときは買取がおすすめです。
また、査定は無料で行っていることがほとんどで、LINEやWebでも気軽に査定してもらうことができます。
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ここでは他社では買取することができない改造車でも買取が可能ですので、ぜひ気軽にお試しください。
下取りが向いている人
下取りは、車の乗り換えをお得に簡単に済ませたい人におすすめです。
買取よりも買取価格は下がってしまいますが、今まで乗っていた車の買取と新しい車の購入手続きを同時に行うため、簡単に車を乗り換えることができます。
新しく購入する車の価格から下取り価格が直接引かれるため、簡単に支払い時の負担を軽くすることができます。
また、納車のときは今まで乗っていた車の引き取りと新しい車の納車を同時に行うため、買取と購入手続きを別々に行うよりも車両の引き渡しがスムーズです。
まとめ
買取と下取りは似ているようでまったく異なる売却方法です。
とにかく高価格で買い取ってもらいたいのであれば買取がおすすめですし、車の乗り換えを極力ラクに済ませたい人には下取りがおすすめです。
どちらを選ぶかはユーザーや状況次第ですが、買取は無料で査定のみをしてもらうことができるため、下取りよりも気軽に挑戦しやすいです。
売却するかどうかが定かではない状況でも試しに査定してもらうこともできるため、ぜひ一度試してみてください。
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