ホイール交換をするときのポイントの一つとして【ハブナットの種類】があります。
自動車のホイールは、ハブから出ているハブボルトにハブナットで締めこむことで固定されています。
適切なナットを使用しないと、取り付け不良により自動車の損傷や事故につながる事もあるので非常に重要です。
自動車メーカーや車種、取り付けるホイールによって必要なハブナットが変わってきます。
そこで【ネジピッチ】、【座面の形状】、【ネジ径】を知る必要があります。
ネジピッチが違うハブナットでも締めこむと回ってしまうこともありますし、座面の形状が違っても表面上取り付けできているように見えてしまうこともあるので、取り付けの際は必ず確認してください。
【ネジピッチ】
これは、ハブボルトのネジ山とネジ山の間隔を意味します。
1.25や1.5などがあり、メーカーや車種など取り付ける自動車によって異なっています。
【座面の形状】
これはハブナットとホイールの接触面の形状です。
テーパー座面や球座面、平座面などあり、取り付けるホイールによって異なっています。
【ネジ径】
ネジの直径になります。
MM10、M12、M14など様々なサイズがあり、自動車メーカーや車種によって異なっています。
ホイール交換をする車両と装着するホイールに合わせたナットを選びこれらの違いをしっかり把握し、適したハブナットを使用しましょう。
ホイール交換をするときのポイントの一つとして【タイヤの回転方向】というポイントがあります。
【タイヤの回転方向】
タイヤのメーカーや銘柄によっては、タイヤの耐摩耗性能や静寂性能、排水性能を向上させるために回転方向が指定されているタイヤが存在します。
回転方向の指定があるタイヤは運転席側前輪を運転席側後輪へなどの前後の入れ替えるすることはできます。
しかし、運転席側から助手席へといった左右の入れ替えをすることができません。
自動車が前進する際に、車両右側のホイールは時計回りに回転し、車両左側のホイールは反時計周りに回転しているので反対側に装着すると回転方向が逆回転になってしまうからです。
タイヤの回転方向を守らないとタイヤの性能を発揮できないどころか、タイヤの破損や事故につながるので必ず確認する必要があります。
回転方向の指定がある場合は、サイドウォールなどに矢印などで回転方向が記されています。分からない場合は、タイヤメーカなどに確認してください。
ホイールを交換するときには、ホイールにどのようなタイヤが装着されているのか?回転方向の指定があるのか?などに合わせて、どのホイールを前後左右どこへ装着するべきかを把握しておきましょう。
ホイール交換をするときのポイントの一つとして【ホイールの太さ】というポイントがあります。
【ホイールの太さ】
ホイールをパッと見るとどれも同じ太さに見えてしまいますが、実は前後で太さが違う場合があります。
ホイールの太さは、ホイールの形状によって【j】や【jj】などのアルファベットがあり、6.5jや8jjなどと表し、数字はインチです。
ホイールの内側にステッカーや打刻で記されていることがあるので確認してみましょう。
ホイールの太さが変わるという事は、装着できるタイヤの太さが変わるのでタイヤと地面の設置面積が変わってしまうのです。
なので、ホイール交換をするときは純正で装着されているホイールより細いホイールを装着することは、接地面積が純正時より小さくなってしまうので避けましょう。
また、車種によっては駆動輪の接地面積を増やすためや操舵輪の設置面積を増やすために前後で太さの異なるホイールが装着されている場合があります。
何も気にせずホイールを装着してしまうと、非駆動輪より駆動輪の方が細いホイールを装着してしまったり、運転席側の前後に太いホイールを助手席側にの前後の細いホイールをなども起こってしまいます。
ですので、ホイールを交換する際には、ホイールの太さと装着位置についてしっかりと把握しておきましょう。