UP GARAGE

BBSホイールの特徴

01

ホイールメーカーで有名なのがBBSホイールです、BBSはドイツではべーべーエスと発音します、その歴史は古く、約40年前の1970年にバウムガルトナーとブラント、そしてシュバルツバルトで自働車部品の製造販売会社を設立したところから始まります、BBSとはその二人の頭文字Bと地名の頭文字Sから付けられた名前です。
車の先進国であったヨーロッパでも最初のBBSホイールは軽合金ではなく強化プラスチック製のエアロダイナミクスでした、今では当然となっているアルミ軽合金ホイールが日本で一般的に市販されだしたのが1970年代です、それまでのスチール製ホイールからアルミ軽合金ホイールへと変わっていったのです、まさにその当時は革命的な技術進歩でした。
日本におけるBBS社の設立は1983年です、鍛造3ピースホイールが発売され、3ピースから2ピースへと進化しています、BBSのデザインは約30年近く経った今でも時代を超えても変わらないデザインで多くのユーザー様に愛され続けているホイールです。
BBSはレースの世界にも大きく影響を与えているメーカーです、世界最高峰のモータースポーツであるF1のレーシングホイールにおいても世界初となるマグネシウム鍛造ホイール開発に成功したのもBBSです。

02

BBSホイールの特徴として言えることはなんといってもその高品質な製品でしょう、ホイールとしての歴史も古く、いろいろな世界初を編み出してきたホイールメーカーの最高峰といえるBBSの鍛造技術は世界の自動車業界に大きな影響を与えてきました。
鍛造にこだわるBBSホイールはデザイン的にも美しい特徴があります、鍛造の工法ではどうしても鋳造よりもデザインに力を入れにくいものですが、BBSのホイールは形状と構造に余分な部分を無くしたナチュラルで美しい形状が特徴になっています。
BBSではまさに世界に先駆けてアルミ鍛造ホイールの量産化に成功しました、その当時は鋳造が一般的であり鍛造は技術的に困難で量産には向かないとされていたわけですが、圧倒的な軽さと強靭さを兼ね備えた極めて細く美しいクロススポークを持ったBBS鍛造ホイールはその当時のホイール品質の常識を完全に打ち破りました。
スポーツタイプの車で走りにこだわった車種にお乗りのユーザー様であれば特にBBSのようなこだわったホイールを装着することをおすすめします、ホイールとタイヤといった足回りはエンジンやボディ以上により走りに直結するパーツです、デザインだけでなく機能的にも重要なのがホイールなのです。

03

鍛造ホイールと鋳造ホイールの違いをご存じですか?簡単に説明しますと、鋳造ホイールは型に融かしたアルミを流し込んで冷やして固めて作り上げる極めてかんたんな工程です、対して鍛造の場合はアルミを流し込むまでは同じですが、その後に機会によって大きな圧力を加えます、それによって化学反応が起こり、より強固で軽量なアルミホイールが出来るわけです。
そんな鍛造は技術的に難しくて大量生産に向いていないというのが当たりまえであり今でもそうです、鍛造にこだわったホイールメーカーBBSによって鍛造ホイールの良さが世界的にわからせることができました。
軽量かつ高機能のホイールを実現するためにBBSが大量生産に向いていない鍛造という製法を敢えて選んだ理由はなんといってもこの高い性能によるものなのです。
鍛造ホイールと鋳造ホイールはわかりやすく説明すると工業品と工芸品のようなものです、前者は大量生産に向いている鋳造ホイール、後者はいわゆる伝統工芸のごとく卓越した技術者によって作られる工芸品というわけです、まさにBBSでは工芸品としてのホイールを作り続けているわけです、BBSの特徴を一言で説明するなら高品質な工芸品ということになります。

最近のコラム一覧

PAGETOP